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8bit CPU ICF3-Zの開発は停止中。非常に面白いアーキテクチャなので再開の可能性はあります。 仮想マシン機能は16bit CPU WZetaに引き継がれています。 新着情報2020年2月1日 ブログ「オープンソースのCPUの除算性能 RISC-V vs ICF3-Z」 2020年1月15日 ライセンスをApache License 2.0として運用開始 2019年12月15日 公開再開 2019年9月15日 3日間(9月15日~17日)、限定公開 2019年6月16日 3日間(6月16日~18日)、限定公開 2019年5月17日 β版の仕様公開 ICF3-ZとはICF3-Zは暗号LSI ICF3(1999年)をベースに8bit CPUにしたものです。
一般のCPUでは命令列をハードウェアでスケジュールしていますが、
ICF3-ZはソフトウェアでスケジュールすることでICF3-Zのアーキテクチャが
もつ最大限の能力を引き出すことができる仕組みになっています。
ただし命令コードが冗長になる欠点があります。このためユーザーが定義できる圧縮命令を使うことで欠点を克服します。
またこの圧縮命令の仕組みを使った「仮想マシン」も面白い特長のひとつになりそうです。
ArduinoはC言語によって開発環境を共通化しました。
仮想マシンを使ったスクリプト言語によるIoT開発環境は、考えられるように思います。
実際、IchigoJamのBASICを使ったIoTクラウドもあるので、もっとWebエンジニアに馴染みのある
スクリプト言語であれば、IoTの世界はもっと開かれるでしょう。
ICF3-Zの役割は、非力なハードで効率良く「仮想マシン」が走る技術を提供することです。
プログラムコードを置くフラッシュメモリに仮想マシンの命令列を配置できることもメリットと思われます。
除算器の性能根拠となるデータが必要と考える人のために。
根拠となるブログを書いています。当サイトが書いたものです。
ICF3-Zは8bit CPUですが除算器のある32bit CPUと比較して性能最大5倍(面積性能では25倍)という驚異的な数字が示されています。
有名な8bit CPU AVRとの比較では性能10倍以上になると予測できる根拠を示すブログ。こちらも当サイトが書いたものです。
ICF3-Zでは16bit÷8bitを17サイクルで実行するので周波数補正を含めると数十倍。
RISC-V SoftCPUコンテスト2018で1位になったVexRiscvとICF3-Zの除算の性能を比較。
推測なので間違っているかもしれません。lowRISCのibexとの比較では性能最大5倍(面積性能では25倍)でした。
VexRiscvについてVexRiscvのgitにあるデータをもとに推測します。
除算の方式はibexと同じ。面積はgitにあるVexRiscv full (4KB-I、4KB-D)がICF3-Z(4KB-I、2KB-D)と比較できる数字。
周波数はArtix7で199MHzとありますが、スピードグレードの低いICF3-Zと同じArtyでは100MHzというデータがあります。
実際にはもっと高周波数で動作する可能性はありますがデータがないので100MHzを採用しています。
ライセンスについてICF3-Zのライセンスについては、こちらのページを、ご参照ください。 |